Fragile Tower [脆き塔] 3.唇
頭が忘れても、身体は覚えてる。
もっと腕とか鼻とかでもしっかり貴方を覚えていられたらよかったのに。
ギルドに入ってきた奴には極力キスをする。
ほっぺたとか手じゃなくて口にな。
ギルドメンバー以外にも、できればしておく。
真っ先に弁解しておくが、俺はキス魔じゃない。
年中酔っ払ってるわけでもない。
俺は今剣士だが、昔クルセイダーだった…筈だ。
カプラの倉庫にはクルセイダーの鎧や剣が入れてあって、修行していたときの記憶もある。
つまり、俺は転生したんだ。
頭も身体も一度スッキリ綺麗になっちまって、でも徐々に思い出していって
そして昔以上の力を手にすることができる。
それが転生システムだ。
しかし俺は記憶を全部取り戻したはずなのに、ひとつだけ思い出せないことがある。
「ギルドに新しく入ってきた、ラトとミゼルちゃんだよ。」
そう言ってマスターがリビングに迎え入れたのは、アサシンクロスとプリーストだった。
アサシンクロスの方が若干若いのは多分転生したからで、元は同い年くらい…
つまり2人はペアなんだろう。
やたらにこにこして気の抜けたようなプリーストと
親の仇でも探しているのかもしれないと思うような三白眼のアサシンクロス。
正反対で、ある意味似合ってるかもしれん。
「こっちがミゼルでこっちがラト?」
「いや逆。」
なんでそっちのアサクロをちゃんづけなんだよ。
普通逆だろ。イメージにあわねーよ。
「呼び方は本人達の呼び方を抜粋しただけよ。2人はなんて呼ばれたい。」
「…名だけで頼む。」
だろーよ。
アサクロ本人だってちゃん付け嫌なんじゃねーか。
「では私は父さんでお願いしまする。」
「何でだよ!」
俺以外にも他のギルメンがいっせいに突っ込んだ。
「ラトさん。ラを抜くと、トさん。というわけで父さん」
なんとなく、皆こういうノリの奴は嫌いじゃないから、このプリーストはギルドのムードメーカーになるなと直感して笑った。
ま、マスターは人を見る目はあるからな。
「はいでは、父さんとミゼルには早速我がギルドの洗礼を受けてもらいましょうか!」
マスターがそう言うと、待ってましたとばかりに俺以外のメンバーが立ち上がった。
おろおろするのはラト…じゃなくて父さんとミゼルだけ。
俺はまぁ、毎度のことなのでそろそろ慣れてきた。
でもな…
父さんならともかくミゼルはきっついな。
そのまま刺し殺されそうだ。
「…悪い、人助けだと思って我慢してくれ。」
そう言って、俺は父さんの前に立った。
「ちょっと腰かがめて。」
「ん?こうかね?」
うおっ、かがめろっつって自ら顔を近づけてきた奴は初めてだぞおい。
普通遠慮してちょっと離れてかがめ…まぁいい。
俺は父さんの頭を掴んで唇を重ねた。
「んん?」
父さんはうなっただけで、抵抗しなかった。
「……うん、OK」
“違う”
そう直感して、俺は父さんから離れた。
それでも、父さんは怒るでもなく驚くでもなく、ただきょとんとしていた。
…まさか男にキスされるの慣れてるとか、ないよな。
そっちの趣味のある奴にキスしたんだったら俺、ちょっと凹む。
「…剣士君や。」
「ん?」
「ワタクシの故郷の風習で、互いの名前を知らないままの相手とキスしたならば、その人と夜を共にしなくてはならないというものがあるのだが。」
その場にいる誰もが、目を丸くして固まった。
…キスした相手を凍らせたのはともかく、した相手に凍らせられたのは初めてだ。
じゃなくて
な、何がなんだって!?
「そ、そんなふざけた風習があるかよ!!!」
「本当なのでーす!だが案ずるなかれ!!これを消すには更に君の名前を知らない相手と口付けを交わせばよい!!そうすれば後からした方が優先される!」
「は?」
「おおっ丁度ここに君の名前を知らない新人サンがいるではないか!」
なんだかわざとらしい動作で彼が指差したのは、隣でただ呆然としていたミゼル。
指されて彼は我に返って、眉をひそめた。
「安心したまえ!ミゼルちゃんの故郷にそんな風習はないからね!キスしたところで全く問題はないのでござる。」
「…ラト、お前…ふざけてるな。」
どうでもいいけど、父さんって口調が変だ。
ミゼルが目で殺すとばかりに父さんを睨みつけてるけど、本人は気にした様子ゼロだ。
むしろ楽しんでる。
「さあミゼルちゃん、逃げないで大人しくギルドの洗礼とやらを」
「ハイディ」
「ルアフ」
「……。」
「……。」
さーすがペア。
息があってらっしゃる。
「者どもぉおお!!このアサクロを押さえつけるのじゃああああ!!!!」
『おおおおおっ!!』
うわっ、出会って2分でうちのギルメンを操ってやがるこのプリースト。
素早く逃げようと試みたミゼルを、冒険者の実力って奴で捕らえていく我がギルメン。
…なんか群がる蟻みたいでキモいな。
「ホーッホッホ!!さあミゼルちゃん!君が大切に守り通してきたその柔肌も唇も奪われる時が来たようだ。」
…なんだそりゃ。
「誤解を招く言い方をするな、斬るぞ。」
「ノンノン、これは嫌がらせなどではないぞミゼルちゃん。この剣士君の貞操を守る為なのだ、耐えたまえ」
「…とりあえず後で斬る。」
とりあえずかよ。
よく分からないけどとにかく斬る宣言しちゃったよこのアサクロ。
「…剣士殿。」
皆に群がられて尚、絶対零度のようなオーラを出してるアサクロが睨みつけてくる。
うわっ、こわっ。
「“これ”に訳があるなら言え。…貴方がたも、逃げないから放してくれ。
つまらん理由で人に触れられたくない。」
…後半が『放さないと斬り殺す』に聞こえたのは気のせいじゃないだろう。
ギルメンが一斉に2歩くらい離れた。
うん、分かるわその気持ち。
なんか血だらけの殺人鬼に触ってたような心境だろうよ。
現に俺がそれに睨まれてる気がするし。
誰か助けて。
まあ、訳は聞いてくれるというし、説明しておこう。
「……恋人か、家族か、兄弟か分からないけど。」
「……。」
「俺には大切な人がいたんだ。…でも転生したせいで忘れちまった。
記憶ってより、感覚でしか残ってないけど。」
ミゼルは眉1つ動かさずに聞いていた。
でもさっきまでの殺気のような感じはなくて、人形を相手にしてるみたいだった。
…目をみりゃやっぱ怖いけどな。
「あいまいだけど、いたのは確かなんだ。」
顔も分からない、声も思い出せない、職もどれかわからない、冒険者じゃないのかもしれない。
だって、その人との関係も分からないほど…俺の頭からそこだけぽっかり抜けてるんだ。
「たった一つ覚えてるのが、キスされたことなんだよ。
忘れるくらいだから大したことないだろって思われるかもしれないけどさ、でも大切な人だったのは分かるんだ。」
曖昧だから言わないけど『待ってる』って言われた気もする。
だったら、探してやらなきゃって…思うだろ。
「ホント、ふざけた話かもしれないんだけどさ。人助けだと思ってちょっとだけキスして確かめさせてくれ。」
「…俺には君の記憶がないが。」
「そーだけどさ、レベルあげそっちのけにして世界中探し回っても分からなかったし
ひょっとしたら相手からしたら俺は何とも思ってなかったかもしれないし。
まぁ念のためだ。違ってもなんかヒント得られるかもしれねーし。」
なんか、俺としてはそれなりに必死なんだけど…
すっげえいい加減な気持ちで探してるように聞こえた気がする。
こんな効率の悪い調べ方も、暮らしてるついでに探してるみたい思われそうだ。
でも探しまくって、それでも駄目だったからこんな方法しかなかったんだ。
もうできることなんて殆どない。
それでも諦めたくはない。
「…役に立てぬと思うが。」
「ん」
そう言ってミゼルは付けてたジルダス仮面を外した。
…いいのか。
「サンキュ」
ありがたいけど、やっぱりコイツ怖いもんは怖い。
ちゃっちゃと終わらせよう。
父さんと同じように腰をかがめて貰って、唇を重ねた。
……え?
…………は?
……………えーと…?
「長い」
ミゼルが苛立って更に声を低くして、自分の頭に添えられてた俺の手を引き剥がしてきた。
けど俺は咄嗟にその頭を掴み直した。
「?!」
「な、なあ、ミゼル…あんた、本当に俺に心当たりねえ?」
「全く。」
「じゃあ、家族の知り合いとか、知り合いの知り合いとかにクルセイダーとかは?俺みたいな赤毛だったら尚いいんだがっ…誰か、俺を知ってる奴が」
「家族は外に出ない隠密集団だ、有り得ん。知り合いといえばラトくらいだ。」
じゃあ、なんで…
なんでなんだ…?
「何、なんかピーンときたの?ミゼルなの?」
マスターは結構人がいい女で、俺のこのことを心配してくれてたから、期待の目で詰め寄ってきた。
「…いや、ミゼルじゃないかも、しれないけど…でも今までみたいに“違う”って感じがしねえ。」
こうやって顔に手を添えてるときの感覚と、何より唇の感触だ。
ミゼルに頼んでおきながらなんだけど「こんな怖い奴のわけがねえ」とか半分適当な気持ちで試してたんだが。
なんでなんだ。
これがミゼルだと自覚すると…“いやコイツじゃない”って思うのに。
「っ…」
…やっぱりキスしてみると、すごく懐かしいような
「うがっ!!」
「ミ、ミゼル!?」
ミゼルの名前を呼んだのはマスターか、父さんか、他のメンバーかよく分からない。
とりあえず俺の頭は下顎に来た衝撃による星でいっぱいだ。
「…すまんが限界だ。」
「うっ…だ、だからってアッパーすることねえだろ…うがー脳天きた…」
ミゼルの方からまた殺気がする。
殺気出したいのはこっちだっつーの。
「す、すまんね。ミゼルちゃんはお家の事情で人との接触や、プライベートを探られることを避けていてね。
度が過ぎて恐怖症に近くなっているくらいなのだよ。」
「それを先に言ってくれ…!!!」
無防備なところにアッパーなんか食らったもんだから、その日は飯が食えなくなった。
その後、ギルドメンバーに新しく入った2人はすぐに慣れてくれた。
何人か入っては何人か巣立つように抜けていくからギルドハウスがいっぱいになるってことはないんだが。
俺は相変わらずギルメン以外にもキスして確認を続けていた。
それでもミゼルみたいにピンとくる奴はいなかった。
「はい、ではこのギルドの洗礼いってみよう〜!!」
そんなギルドメンバーのノリを仕切っているのは、少し前に犠牲になったばっかのラトだ。
いや、犠牲っつーと人聞きが悪いが。
「え?え?え?」
俺の目の前でおろおろしてるのは、青白いアルケミストだ。
ここんとこメンバーが家に揃うこともなくて、何より新人本人が忙しそうで歓迎会が遅れた。
でもって俺の確認も遅れた。
相変わらず、見ただけじゃ何とも思えない。
どこかまた、祈るような気持ちでキスをした。
「っっっんんんーーーーー!!!??!」
「新鮮な反応でいいねー」
ギルドメンバーが楽しそうに笑ってる中、アルケミストが涙目になって俺を引き剥がそうと暴れる。
けど俺は意地で放さずに、唇をつけたままでいた。
ていうか。
「……。」
久々にヒットしたみたいだ。
「っななななななな、なんんに、なに、なな、っ!」
動揺しすぎだっつの。
これだからインテリ君は。
むしろ動揺したいのは、俺だっての。
こいつも、ミゼルみたいに当たりの感覚がした。
俺は自分の唇を押さえて、考え込んでいた。
マスターが新人に説明するお決まりの言葉も耳に入らない。
「……ミゼルとは、違うんだよな。」
呆然と呟いていると、部屋が静まり返った。
確認するときはぎゃあぎゃあ騒いで楽しんでても、一度当たりが出ると皆しんとする。
そーゆーあたり、ちゃんと俺のこともわかってくれてるんだろう。
ありがたいことだ。
「ミゼルとは似てないのに、当たりなわけ?」
「ああ。」
「余計にわからなくなったわね…。」
いや、俺自身は分からなくなってはいない。
「…ミゼルはな、なんか…ほんの少し、似てる感覚がするんだよ。」
「??」
「でもコイツ…えっと、名前なんだっけ。」
「オーウィル、です。」
顔を真っ赤にして少し泣きそうになってるアルケミストが呟く。
ひょっとしてファーストキス?だったら悪いことしたな。
「オーウィルはその感覚が強すぎて違う。」
「似すぎて違う?」
「よくわからないわ。」
だろーな。
感覚の問題だ、上手く言葉になんか表せねえよ。
「簡単に言えば、ミゼルとオーウィルの間が当たりって感じがする。」
マスターや父さんや皆、頭をひねってる。
オーウィルはなんかそれどころじゃなさそうだ。
「その感覚が、ミゼルちゃんにちょっとあって、オーウィルちゃんにありまくるというのだね。」
「まあそんなところだな。」
「なんだろーねー。」
「なんだろーなー。」
「ちょいとミゼルちゃんとオーウィルちゃんや、子供でも作ってきなさい。」
「どこでだよ。」
盛大に顔を真っ赤にして慌てふためいているオーウィルと、呆れて言葉も出ない様子のミゼルの変わりに俺が突っ込みを入れておいた。
…ん、突っ込み所が違ったか。
分からない。
全くもって俺は何を感じて判断してるのか分からない。
でも……
近づいていってる感じはする。
それなのに掴むことはできないからもどかしくて仕方がない。
「ちょっとさ、ミゼルもっかい」
「断る。」
「いや、だって改めてやってみれば何か分かるかもしれないし。」
「断る。」
頑なな奴だな。
「っ!!」
俺はミゼルに飛び掛ってその頭をがっちりと掴んだ。
だが俺が顔を近づける前に、額を掴まれて押し返された。
「…っ、やめろ…!」
「強情な、奴だな…!」
互いの頭を引っつかんで、腕がプルプルするほど奮闘する。
皆はどっちが勝つか暖かい視線で見守っている。
「だめです!!」
「うわ!」
けれど、突然邪魔が入った。
俺は肩を横からドスッと突き飛ばされて、床に転がった。
このギルドでこうゆうバカ騒ぎに水を差すやつはいないけど。
いや、一人いた。
「…あ、ご、ごめんなさい。」
だめですとか言いながら思いっきりやったくせに、すごく申し訳なさそうに手を胸のところで握って謝ってるのはオーウィルだ。
新人だからノリが分からなかったのか、それともミゼルがかわいそうと思える優しい心の持ち主だからか。
「で、でも、ミゼルさんにするなら僕にしていいですからミゼルさんにはやめてください!」
「…それって」
俺が、すげー悪者みたい。
というか、ミゼルにキスされるのか嫌なのか?
「…じゃあ、父さんとかにしていいわけ?」
「へ?」
ちょっと不意打ちでそんなことを聞くと、オーウィルはきょとんとした。
そして「まぁ別に」とか呟いた。
…うわ、爆弾発言きたこれ。
いつの間にそんな発展遂げてるんだよこいつら。
「ミゼルだけ人にキスされるのが嫌なのか?なんで?」
にやにやしながらそう聞くと、意味を理解したらしくオーウィルは顔を真っ赤にして息を詰まらせた。
自分の発言のミスに気付いたらしい。
「……っ…っ…」
誰もオーウィルに救いの手は差し出さず、面白そうに顔をにやつかせて声を殺して答えを待っている。
ミゼル本人はと言うと、無反応で…
…ん?
なんか彼の唇が、呟くみたいに小さく動いた。
WIS?
「――っ、ア、アサクロとキスすると猛毒にかかるっていつか聞いたし!視覚的に怖いからです!!」
突然そう言って、オーウィルは踵を返して部屋に逃げ戻っていった。
ミゼルとすれ違いざまに小さく頭を下げて。
…チッ
ミゼルの奴、言い訳を教えやがったな。
まー、いっか。
どうせ二人は違うってことは確実だし。
なんで俺はこの二人を気にしてるのか、そんなのは後々分かることだ。
「ミゼル」
無表情の切れ長の目がこちらを見る。
怖い顔だとは思うけど、俺自身がコイツを怖がることはなくなった。
一緒に暮らしてりゃ、中身はすごくいいやつだ、ってのは分かるからな。
「間接キスさせてやろーか?」
さっきオーウィルとキスした俺の唇で。
笑いながらそう言うと、彼は眉間にピッと皺を寄せた。
「結構だ。」
そう言いながらさっさと自室に戻っていく。
…不快さ全開で照れる様子は無し、と。
オーウィルの片思いか、難儀なことで。
「あてっ」
軽く頭頂部を拳で叩かれた。
痛いなんて声を上げるほどじゃなかったが、条件反射だ。
そうしたのはラトこと父さんで、人の良さそうな笑みをいつも浮かべてる顔を崩して、心配そうにしていた。
「君は、人のことを心配してる場合ではないのではないかい?」
俺の事情を一番心配してくれるのは父さん、あと実はミゼルだ。
いつもはペアばかりだった二人だが、臨時公平に参加するようになって、会う人会う人に赤毛の転生剣士つまり俺のことを知っているかそれとなく聞くようになったらしい。
それを自然とするようになったのはミゼルらしいから、俺はアイツで遊びながらも実は一目置いてる。
ほーんと、見た目と中身がつりあわない奴。
「…探してるよ、必死に、全力でね。」
「そうかしらねー」
疑惑の目でこちらを見てくる父さん。
「マジだって。ただそれと同じくらい全力で、今の状況とか、ギルドとか仲間との時間を楽しんでるだけだって。」
じゃないと人生、もったいないだろ?
見つかってもそれまでに何も得られない、楽しめなかったならもったいない。
かといって遊び呆けて見つけられなかったらもっと後悔するけどな。
「ふむ。だそうだよ、ミゼルちゃんや。心配すること無かれ。」
もう去ったミゼルの部屋に向かってそういう父さん。
…アイツは耳がよくて部屋の外のことも割りと聞こえてるのは知ってるけど、もしかして家中のこと聞こえてるんじゃねーだろーな。
うっかり女とか連れ込めねーじゃん。
「私とミゼルちゃんは恋する者の味方だぞ少年よ!!」
転生してるミゼルはともかく、普通のプリーストの父さんは多分俺より年下だ。
それに大切な人が恋人とも限らないのだが…。
「ああ、ありがとう。」
俺はその探し人をものすごく求めてるのが分かる。
それだけ大切だった。
でも本当は、このギルドの皆や今の俺が会う人すべてが、負けないくらい大切だったりするんだけどな。
「俺は、幸せ者だよ。」
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