今まで白しか見なかった、見ようとしなかった。 かつて恐れの対象であったその色は、今では親しく愛しいハティーと出会った世界の色、彼自身の色であったから。 幼い頃、恐れていたその色はハティーがいるなら希望の色だった。 それが掻き消される。もっと強い、凄惨な白に。 そしてそれが消え去ったあとに残ったのは… 此処はハティーの優しい色が溢れる世界だった筈なのに、赤い。 「ハチ…」 ハティーはその巨体でキラの上に跨がり、雪さえも彼の上に降り積もらせまいとしていた。 やがてそれが力尽き、傾いでいく。 雪があったはずの地面はまるでクレーターの様に窪んで、長い間顔を出していなかったであろう茶色い土が剥き出しになっている。 大魔法でそこら一帯の雪が解かされていた、いや抉られていた。 「ハチ!!」 倒れた彼の顔元へ這い寄って覗き込んだ。 「…ごめっ…俺の、っ」 『お前のせいではない、キラ』 ハティーの返す声は意外にもしっかりとしていた。 敵である筈の魔物と話すアサシンを、そこにた冒険者は顔を見合わせて呆然と見ていた。 やがて力を失ったハティーの氷の鎧が剥がれ落ちるように消えて、薄い青混じりの白い毛が現れる。 それか心を許した者の前で警戒を解いた様にも見えた。 キラは荷物鞄からいくつも白ポーションを出し、惜し気もなく焼け焦げた巨躯の背に振り撒く。 それはすぐに染み込んだが赤黒い肉を治すことはない。その背の所々にある穴が体内まで焼き尽くし、じわじわと血を溢れさせている。 目の前でハティーが化け物に食われていっているような絶望。 「…ぁ、てぃ…」 喉から搾り出した声は子供の泣き声のようだった。 「ぅ…あぁ…あああああ…!!!」 幼い頃のキラのように、白い食い尽くされていく恐怖に泣き叫ぶ。 傷を舐めても治らない。 ポーションは効かない。 覆いかぶさろうとしてもこの小さな体では彼に降り積もる雪は遮れない。 泣きながら何かをしようとするキラに、小さくハティーは無駄だと告げる。 その言葉はキラの心に突き刺さる。 喉が痛い。目が痛い。胸が痛い。 また雪が、自分を食い尽くそうとしているのか。 持っていけばいい、喉も、目も、心臓も、皮膚も、何もかも。だからハティーだけは奪わないで欲しいと切に願った。 彼がいなくなれば、どうせ自分は生きていけない。 この白から連れ出してくれる者などいなくなるのだ。 「ハティー…!嫌だ…食べないで…!!ハティーを食べないでくれ!!」 『キラ』 ハティーが小さく呻くが、それでも体躯の大きさから声も大きく、キラには十分聞き取れた。 『お前は人間だ。私がいなくても生きられる。』 「嫌だ…そんなのは…!生きたくない!!」 『私にはもう人間は殺せない…人間のキラを愛したから。魔物である私は生きる資格を失った。』 「そんな…俺が…」 『お前のせいではないと…言っているだろう。私はお前に会えて幸せだった、お前といる時が…幸せだった…。』 段々とハティーの声が小さくなっていく、それを感じてキラが更に顔をゆがめ、もともと温かみを持たない体にしがみつき毛を掴む。 抑え切れない嗚咽を漏らしながら、涙を流して獣のような悲しみの唸り声をあげていた。 「は…てぃ…」 『それは、種族…名…わた、しは……ウル…』 「ウル…?」 彼は遺言とばかりにそう言い、力を抜いて話すことをやめた。 途端にキラは一切息ができなくなり、瞬きもできなくなった。 いつも鋭かった黄金の瞳は見えず、白目を向いてピクピク動いていた瞼がただのモノのように静止した。 低く音を立てながら続いていた呼吸も止まった。 ―――さよならだ、キラ。 音としては出なかったが、彼の最期の言葉と思いが伝わる。 この白にハティーが食われれば、もうキラを助ける者はいないから、次はキラの番。 苦しげな呼吸すらもしなくなった大きな体にしがみついたまま、涙が凍るのも気にせずにキラは空を見上げていた。 早く、この雪に埋もれてしまいたい。 ハティーと一緒に…ウルと一緒に雪に食われてしまいたい。 「くそっ!」 いきなりすぐ後ろでいらだたしげな男の声がして、腕を掴まれた。 先ほどまでウルと対峙していたモンクがキラの腕を掴み、無理矢理立たせていた。 「こんなところでいつまでぼーっとしてると凍え死にするぞ!」 「…死ぬ……?」 その単語の意味が分からないというようにキラは首をかしげていた。 本当は知っている。 けれど今の状態はキラにとって“死ぬ”のではなくただ“ウルと一緒にいる”だけだった。 「そのハティーはアンタにとっちゃ大切な存在だったかもしれねぇ。それを知らずに俺達は殺しちまったが、アンタまで殺すつもりはねぇし、死なれても後味が悪いだろ!」 一気に耳元で叫ばれて、キラはわけが分からなくなった。 だが彼がそのまま引きずる勢いでハティーの元から引き離そうとしているのに気づき、全身が総毛だった。 ウルと引き離される…。 「嫌だ…!!嫌だ…!!」 キラは狂ったようにウルの名を呼びながら、獣のように咆哮しながら泣いていた。 引き離そうとしてくるモンクの腕を振りほどこうと、肉ごと引きちぎるつもりで爪を立てた。 爪が硬い肉にグッと食い込み赤くなると、彼は呻いてキラを投げ飛ばした。 ウルの元へ駆け寄ろうとすぐに起き上がった。 だが投げ飛ばされた地面は…石畳。 先ほどまでの寒さも、白も、ウルの亡骸も無い。 「…ルぅ…?…ウル…」 どこか見覚えのある街の知らない路地。 先程ルティエにいた人間と、それのギルド仲間らしい人間達。 事情を知らない人間が何事かと首をかしげたり、キラを覗き込んでくる。 「…ぅ、あ、あああああああ!!!!!!!!!!」 自分の体を抱いて蹲り、喉が張り裂けんばかりに叫んだ。 怖かった。全く知らないこの環境に突然放り出されたことが、過去に雪の中に捨てられたことに重なったから。 だがそれ以上に怖かったのは、居場所を失ってしまったこと。ウルと引き離されたこと。 人間の泣き声ではない、獣の断末魔の叫びのようだった。 その咆哮には恐怖への怯えがあったが、怒りと絶望に泣き叫ぶ意味があった。 彼を失うくらいならこの身を引き裂かれるほうが良かった。 あのまま雪に食い殺されてしまいたかった。 彼はそのまま喉が潰れるまで叫び続け、涙が枯れるまで叫び続けた。 息すらもできずにいて、酸欠で意識を失うまでその悲痛な叫びは人間の町にこだましていた。 愛しい魔物のいない、人間の町に。 「…キラ。」 まるで人の気配を感じさせない整えられた部屋、そこにまるでアンティークドールのように力なくベッドに座っている青年の姿。 それを見て喪失感、罪悪感、安堵と様々な感情に襲われ、部屋に入ってきた騎士は唇を噛んだ。 数ヶ月前まで彼のギルドは世界各地で特別強く進化した魔物、通称BOSSを狩っているギルドだった。 だがある日、雪国のルティエでハティーと呼ばれる氷の化身である大狼を狩っていた時、この人形のように生気の失われた青年、キラと呼ばれたアサシンが現れた。 そのハティーが、青年をそう呼んだのだった。 人間の青年とハティーが交流し、共に生きていた。それを知れば、あのハティーが人間を殺すことを躊躇っていたようにも思える。 だがそれを知ったのはハティーを殺してしまってからだった。 知らずとその騎士たちは、キラの親を殺してしまった。 だから彼をルティエから連れ出して、魂が抜けたようになった彼を養ってきたのは罪滅ぼしだった。 それに、泣き叫びながらポーションをかけまくったり、顔を血だらけにして傷を舐めたりと必死で、今にも壊れてしまいそうだった彼を捨て置くことができるはずも無かった。 彼は身体的にも精神的にも回復した。 始めはただ泣いたり呻いたりするばかりだったが、それは次第に落ち着き生理現象も正常に働くようになり生活のリズムも取れるようになって食事も食べられるようになった。 決して話さなかったが、それでもギルドメンバーの話は聞く。 何かを言えばそれをちゃんと実行した。 その間まるで皆で赤子の成長を見守るようだった。 けれど昔のように体を激しく動かすことをしなくなり、何かに感動したり興味を持つことはないようで、狩りにもまともにいけなかった。 それでもいつかは…、と思っていたが、キラがこれ以上に回復する様子は見られなくなった。 ひょっとしたら、始めから彼はそんなものは持ち合わせていなかったのかもしれない。 ただ、あの親といえる魔物を追いかけていたのではないだろうか。 「キラ、飯だ。」 盆をベッド脇に置く。 いつもならそれですぐに食事を取り始めるが、彼は窓の外をぼんやり眺めていた。 「白」 唐突にキラが口を開いた。 何かと思って窓の外を見る。 キラの言った白にあたるのは、青空を漂う雲の白しかない。 「キラ…!」 彼が浮いてしまいそうなほどふらふらと窓辺へ寄って身を乗り出した。 慌てて騎士が彼の肩を抱き寄せてそこから落ちるのを防いだ。 キラが体勢を崩し、まだ脱いでいなかった騎士の甲冑に高等部をぶつけてしまった。 だがそんなのを彼は気にしていなかった。 「ウル…」 キラが窓の外へ、手を伸ばす。 けれど雲にそれが届くはずも無く、すぐに雲は流れて窓の小さな枠から外れていく。 そしてしばらくするとまた白い別の雲がフェードインするが、それを何度も繰り返しているうちにキラにはその白がウルには見えなくなったようだった。 騎士に支えられているのも構わず力無くしゃがみ込み、小さく嗚咽を漏らしていた。 唸るようにウルを呼び続けている。 それを見て、騎士は唇を噛んだ。何もしてやることができない。 ウルはもういない。キラが贖罪など望まないから罪を償うこともできない。 ただ謝りながら震えるキラの体を抱きしめた。 ある時、見つけた。 雲の白にもあの魔物を重ねることがなくなったが、ギルドハウスの窓の外を通る人ごみの中にそれはいた。 髪は薄く長いプラチナブロンドだったが、肌の白さからかルティエを思わせて、彼をわずかに思わせた。 その容姿も端正な顔つきも、どこか氷のような冷たさを持っていると思った。 口の中で小さく「ウル」と呼んだ。 それがこちらに気づいたのは、それに反応したのではなくただ偶然だったのだろう。 けれどそれはこちらに微笑んで歩み寄ってきた。 突然ギルドメンバーを通してハウスの部屋に入ってきた。 「ウル…?」 初めて見かけて目が合っただけなのに、ここまで来てくれた。 それで、ウルが人間になって来てくれたのかと希望を抱いた。 ウルかと聞くと彼は泣きたくなるほど優しく綺麗な笑みを浮かべた。 「いいえ。ただの通りすがりのプリーストです。」 その言葉はしばらく信じられなかった。 「貴方があまりにも希望を捨てた目をしていた。けれど私を見た瞬間に少し希望を持ったようだったから、ついここまで来てしまったんです。」 そのプリーストの青年は勝手にベッド脇に居座って、キラと食事を取った。 食事を取らされるのではなく、自ら食べるのは久しぶりだと感じていた。 それから彼はポツリポツリとキラのことを聞いてきて、キラも段々と多弁になり、過去を話した。 ウルの死を語った瞬間、彼は言葉を失い涙を流し続けた。 「つらかったですね…キラ。」 そういわれた瞬間、張り詰めていたものが弾け飛んだ。抱きしめてくれたから、すがり付いて泣いた。 人間に自らすがりついたのは初めてだった。 「私はウルではない、貴方の運命ではない。けれど世界の何処かに貴方が望む人がいます。」 彼の話は難しかった。けれど何度も何度も繰り返して、呪文のようにキラの頭に入れてくれた。 キラはなんとなくの意味と、言葉自身と彼の声を自らに刻み込んだ。 「転生、というのを知っていますか?」 「てんせい…?」 「人も魔物も、死ぬと魂が体から抜け、また別の場所で生まれてくるというお話です。本当かどうかわかりませんが。」 「知らない。」 プリーストはにっこりと笑んで、キラの胸に手を当てた。 「貴方が死ぬ。すると貴方はいつかまた別の場所に生まれてくる。」 キラはうんうんと頷いた。 「私も、他の人も、魔物も。」 そこまで言うと、キラはハッと息を呑んで目を丸くした。 「ウルも…?」 彼は頷いた。 「ウルは貴方を思いながら死んだのだから、人間になりたいと思ったことでしょう。 貴方と一緒に生きたいと願ったでしょう。 だからきっとその思いは、世界が聞き届けてくれています。 世界の何処かに貴方と共に生き、貴方も共に生きたいと思える人がいるはずです。」 「それが…ウル?」 ええ、と彼は再び頷いた。 「姿形は違うでしょう。以前の彼とはまったく別人で、見極める術もないでしょう。 けれど確かにウルは転生して新たな生をおくっている。」 彼の言葉は、治癒魔法のように心と体に染み渡る。 今まで何も見ていなかった、見えていなかった瞳が急に覚醒したように、世界が広く明るくなった気がした。 壮大な世界のどこかに、ウルがいる。 ――― ウルは貴方の運命だったから、もう一度二人の思いが交差すれば運命に出会える。 ――― 希望を持ってください、貴方はまだ運命を望める。 「俺の話は以上。…面白くもない話。」 肉を焼く火に昔の話を語るアサシンの青年の顔が浮かび上がる。成人を越しいるアサシンは随分と大人びた顔つき。 短く乱雑に切られた髪は青く染められている。 彼と隣り合って焚火に向かうのはそれより一回り小さいアコライトの少年。 造型は整っているが、冷たい印象を与えそうな鋭い目付きに髪と同じ色の蒼白の瞳。 少年は焚火の中から葉に包んだ肉を取出した。 「別に面白い話が聞きたかったわけじゃないけどね。…はい。」 葉から出した肉を適当にナイフで二等分してアサシンの方に差し出す 薄く笑んでそれを受け取った。 「まさか名前の由来でそんなに濃い話になるとは思わなかった。」 「その名前が気に入らないのなら、変える前に話しておこうかと。」 手元の甘く香るハーブ焼きの肉にかじりつきたかったが、少年はしばし思いとどまった。 唇をきゅっと引いて、目の前にいるアサシンを見た。 話を聞いてから、それとは思えないほど体は引き締められ、瞳は強い光を帯びている。 少年は知らないが、その生に満ち溢れた存在は少年自身がもたらしたものであった。 少年の名前はウル。 北の地から売られてきた奴隷だったが、奴隷商に歯向かい襲い掛かり、私刑にされかかっていたところをキラに買われた。 キラは名の無かった彼をウルと名づけ、冒険者にした。 彼の髪が真っ白だったせいもあるかもしれないが、彼が運命だと直感した。 始めは一切心を開かなかったし、キラをただの飼い主だろうとしか思っていなかったウルだが、今では大切な家族のような存在で、彼のためにプリーストになろうと修行中である。 「変えないよ。なんとなくアンタのこと聞きたかっただけだ。」 「…そうか。」 キラはそれを聞いて、なんとなく嬉しそうに微笑んだ。 プリーストに出会い、生きる気力を取り戻した彼は見る見るうちに良くなり、そしてこの少年と出会って更に著しく回復した。 「でも、俺は前世がその“ウル”だったなんて思ってない。…そんな自信はない。」 ウルは苦虫を噛み潰したような顔をして呟いた。 それを見てキラは「わかっているよ。」と返してその頭に手を乗せた。 「そのプリーストにしばらくして会ったんだ。そうしたらあの人は相変わらず優しく笑ったまま 『あんなの口からでまかせに決まってるじゃないですか。 世の中にそんな上手い話があったら不幸な人なんてこんなにいません。 でも、貴方を動き出させるには十分な説得力だったでしょう?』 なんて言ったんだ。 笑えるだろう。」 笑えない。 ウルは心の中で強くつっこみながら、どんなプリーストだったんだろうと思った。 「でも彼がそう言ったのは、俺が君に会って立ち直っていたから、 もう俺にはそんな言い訳は必要ないと思ったんだろう。」 炎に照らされていた瞳が真っ直ぐにウルを見る。 ウルの胸がトクンと高鳴った。顔に血が上るのを感じたが焚き火の赤にまぎれて顔の赤みは分からないだろう。 「“ウル”のことは忘れない。悲しみは消えないけど、それでいいとあのプリーストも言った。 “ウル”の姿も声も強さも優しさも全て覚えてる。これから忘れることも無い。 でも彼に囚われるんじゃなくて、彼の記憶と一緒にずっと生きていくと決めた。」 それを見るウルは眉根に皺を寄せた。 子供じみた嫉妬を感じている自分にも腹がたった。 ライバルはもういないし、誰よりもキラの中に強く残っている、勝ち目のない相手。 「俺は…じゃあ、俺はアンタの何なんだ…?」 キラは少年の眉間に寄せられている皺を怪訝に思い、それにそっと触れた。 ハッとしてウルが顔を背けてキラの手を払った。 嫉妬に胸が締め付けられて、彼をにらみつけていたことに遅れて気づいた。 「…俺の生きがい。あの“ウル”と同じ、俺の大切な人。」 またウルは息を呑む。 胸を締め付けていたものが解かれて、温かくなる。 キラはとても温かく微笑んでいた。 「生まれてくれてありがとう、ウル。」 突き動かされるように、体がキラに向かって落ちる。 飛び掛ってきた自分のものより一回り小さい体を受け止めて、キラは目を丸くしながらも抱きしめていた。 「アンタの為に生まれたんだ、俺。」 キラの体に抱きつく。 胸に耳を押し当てて、その鼓動を聞いていた。 顔も知らぬ母の胎動などより、この鼓動こそが自分を生んだものだと思う。 いや、そうなのだと決めた。 「だったら、いいなぁ。」 「だったらいいじゃない。そうなんだ。俺がいまそう決めた。」 焚き火の火が弱まり、辺りが暗くなってきた。 それでも二人はかまわず抱き合っていた。 そして火が消えて赤い炭だけが残った頃、キラが動いて毛布を荷物袋から出した。 「寝ようか。」 「…うん。」 いつもは二つ使って離れて眠っていたが、その日ウルはキラにくっついたまま一つの毛布に包まって寝た。 俺が“ウル”の生まれ変わりだったら…自身の望みを叶えるだけ。 俺が”ウル”ではないのなら…彼のライバルになるだけ。 キラと共に生きていくことは変わらない。 「…ぜってぇ落としてやる。」 「…ウル、寝言?」 *END* お付き合いくださいましてありがとうございました。
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