―――41―――

ヴァレスティ「魔王と精霊王が消えた」
翌日、おカミさんは来るなりそう言った。
その知らせに、私と飛成だけが騒いでいた。
羅希「こんなことだろうと思ったけど…早いな」
やっぱり、常に三つ先を考える男、羅希。あっさりとそんなことぬかしている。
けど、彼の『こんなことだろうと思った』は、なんのことか分かった。
セナートが言っていた“時”だ。
二人は私達と敵対するのを嫌がっていた。そして、セリシアが自分達を誘拐すると知っていたのだろう。
だからそれを利用し、自分達の身を神王に協力できない場所へ置いたのだ。
瑠美那「っにしても…わざと誘拐されるなんて…死ぬ気かあいつら」
身を案じながらもため息混じりになってしまった。
飛成「なんであの二人が誘拐されなければいけないのか気になるところではあるけど…」
ヴァレスティ「また神王の誓約、か」
飛成の言葉をおカミさんが呆れた様子で続けた。
羅希「とにかく、行動は早く実行に移さなければ」
ヴァレスティ「噂はしっかり流したぞ。もう噂が噂なだけに、広まるのか早い早い。もしかしたらほとんどに広まっているやも…」
心底楽しそうに話すおカミさんに、羅希が礼をのべて、立ち上がった。
羅希「じゃあ、私は神界で下準備を進めてきます。」
カルネシア「羅希」
みんなのいってらっしゃいの声に混じってカルビーが呼び止めた。
カルネシア「例え俺がそうしても、恨むなよ」
私達にはなんのことかさっぱり。しかし、羅希はそれに真剣味を帯びた笑みを返した。
羅希「大丈夫です。昨日、覚悟が固まりました」
そう言って、おカミさんと一緒に行った…。

相変わらず草原で訓練しまくって、バテて寝込んでいる私だ。
瑠美那「カルビー」
そして、横になる私の頭上に彼がいるのも相変わらず。
瑠美那「朝、羅希と話してたのは、何の話?」
カルネシア「あれか…。まあお前には話しておいたほうがいいだろうな」
彼の方を見た。
カルネシア「スパイがいる」
瑠美那「…は?てか何、ゴルゴ13?」
カルネシア「…何だそれは」
……いや、べつになんでもないんだけどさ。
瑠美那「でもなんでそんなん分かったんだ?」
カルネシア「冥王が殺されただろう」
瑠美那「ああ」
カルネシア「あの翌日に進撃する予定だった。」
瑠美那「……は?……知らなかったんだけど」
カルネシア「必要最低限の者にしか連絡されなかったんだ。
羅希がスパイを想定…というか疑う人物がいるらしく、それを相談された魔王が配慮したらしい。」
瑠美那「……誰、スパイ候補って」
カルネシア「……どんな人物がスパイに最適だと思う」
………素直に教えんかい。
瑠美那「…やっぱ、目立たなくて、疑われない人物だろ。」
んでもってガタイが良くて顔がゴツくて強くていつも黒い服をきていて銃使いが達者…
っていうのはゴルゴ…
カルネシア「……それでもって羅希が疑いながらもそれをためらっている。ここまで言えば、誰かは想像つくだろ」
瑠美那「ぅわぁ〜〜〜」
彼が言っている最中に思いついて声を上げてしまった。
……想像ついちゃったー……
瑠美那「でもさ………“アレ”でスパイなわけ?」
カルネシア「そう思わせるのがプロなんだろ」
瑠美那「あーそっかー………」
なんだか、頭では理解してるが…イマイチ確信が持てない。
ま、確信が持てたらカルビーと羅希もおとなしくしてるわけがないけどぉ
カルネシア「前々から、怪しい行動があったらしい」
瑠美那「なあ、どうすんの…」
カルネシア「羅希に、いざとなったら殺す覚悟をしておけっつっといた」
瑠美那「…それで、あいつ…昨日私のところに来たのか」
あんな、迷子か捨て犬みたいな顔して…。
…覚悟が固まった、って言ってたよな。
あいつ…飛成を殺せるのか…?

この場所の風は気持ちがいい

きっと無理だ。
羅希は人を殺すには優しすぎる。
彼なら殺す覚悟よりも、信じぬいていく覚悟を決めるはず。
瑠美那 「アイツ…馬鹿だからなあ…」
私が、アイツを守らないと。
私が…殺す覚悟を決めよう。私はもう、血に汚れているから。

瑠美那「ってなんで私があいつの心配してやらなきゃなんないかなぁ〜」

 

みんなで雑談を交わしながら夕飯にしていた。
明日、進撃が決まった。
やはり作戦通り、神族の過半数が味方につき、今頃は進撃の準備を進めているという。
神王の普段の不評が効いて、神王の静止も無視している。

瑠美那「……カルビー…」
カルネシア「なんだ」
瑠美那「人は何故恋をするのでしょうか」
羅希がナイフで手を切った。
カルネシア「知るか、俺に聞くな」
瑠美那「んーだってさぁ〜」
なんだか今日羅希が帰ってきてから変な感じぃ
ホッとしているような、落ち着かないような…
とにかくやたら意識している。
無性に気分悪い…ような、悪くないような…
瑠美那「羅希〜、分かる〜?」
目があったので彼に振ってみた
羅希「って…うーん…そう言われてもなぁ。
アレだろ、元々は子孫繁栄が目的で、その中で異性を引きつけるのにテストステ…」
瑠美那「やっぱいい…」
羅希ってたまに生々しいことをサラリと言うよな…
飛成「なになに、瑠美、ひょっとして羅のこと気になってきた??」
瑠美那「んなわけねーだろ」
じつは図星だけどー
思わず顔が赤くなったので突っ伏して隠した。
単純なんだなぁ…私
瑠美那「私みたいのがそうゆうふうになることってあんのかなぁって思っただけだよ」
……やば、なんか…少女漫画的な心理状態になってる…?
………………………………………イラつく。自分のことだけど。
飛成「はぁー、思春期だねぇ」
心底楽しそうな声で言う飛成。
瑠美那「飛成はさー、アステリアとか見てるとどんな感じ?」
飛成「ん?えっとねぇー、速攻飛びつきたくなるね。」
「たくなる」というか、かまわず飛びついてるよな。
飛成「んでもってー、なんだか見てたり触ってないと落ち着かなくてー
浮気したら殺すって感じでー側にいるとそのへんに飾っておきたくなるみたいな?」
瑠美那「………お前はコイツで良かったのか…?」
聞いていないような態度でお茶を飲んでるアステリアに思わず問い掛けた。
彼は無回答。
なんだかもうどうでもよくなってきた…。
ま、私が羅希に対して恋愛感情を持っていても………って何持ってるって仮定してるんだよ私!!
瑠美那「あぁーーーー!!!もうムカつく!!!!」
怒りにまかせて暴れてみた。

 

その後私は、スッキリしないままベッドに押し込まれ、仕方なくおとなしくなった。
だが寝ないようにしている。
部屋を出るときに、カルビーが気になる言葉を残していった。

「起きてくるな。今夜、飛成が尻尾を出すかもしれない。」

……確かに、明日はもう進撃する。
戦場でいきなり寝返る、という事もあるかも知れないが、進撃前でみんなが油断しているところを狙うとも考えられる。
布団の中に飛翔道具と剣を隠している。
起きるのは苦手だが、寝ないのは得意だ。
羅希達も私がベッドに入ってからすぐに各々の寝室へ向かったらしい。静かだ。
瑠美那「…………」
……そういえば、飛成はアステリアと一緒に寝てるよな…多分。
じゃあ私達よりもアステリアの方が危ないんじゃないか?
賢明な判断とは言いにくいが、静かに起き出して部屋を出た。
飛成「瑠美、眠れないの?」
瑠美那「………っ!!」
飛成達の部屋の前に行こうと思ったら、意外なところから飛成の声がした。
静かに、静かに、と意識していたので叫びはしなかったが、心臓が跳ね上がった。
彼はリビングのテーブルに突っ伏していた。
瑠美那「あーびっくりした。いきなり声かけんなよ」
飛成「別に、驚かすつもりはなかったんだけど…。トイレ?」
瑠美那「いや、喉が渇いたから。」
そのまま彼の後ろを通り過ぎて、コップを探した。
飛成「コレ、飲む?」
そう言って彼が差し出してきたのは赤い液体。
側の瓶ですぐにワインと分かる。
瑠美那「あのなぁ、決戦前に何飲んでんだよ。二日酔いとかになるなよ?」
飛成「だってさぁ…、なんか参っちゃってたんだもん」
瑠美那「参る?」
彼はテーブルにコップを置いた。
そのワインは警戒して飲まないでおいて、別のコップに水を注いだ。
飛成「…明日、僕ら死ぬかも知れないじゃん」
瑠美那「不吉なことを言うなよ」
飛成「だって…。さっきまでみんなと一緒にいたら勝ちたいって思ってて…
そればっかりでプラス思考でいられたんだけど…」
彼はコップに残ったそれを飲み干した。
飛成「寝るのに一人になったら、怖くなっちゃった…」
瑠美那「……一人?アステリアと一緒に寝てたんじゃないのか?」
飛成「………」
彼は黙ってこっちを見あげる。
………不意に、その口元が歪んだ。
瑠美那「……!!」
嫌な予感がして、飛成の寝室に走る。
耳を澄ましているであろう羅希とカルビーもビックリのデカイ音を立てて、ドアを蹴破った。
……既に明かりのついていた部屋には…誰もいない。
飛成「十秒遅かったね」
背後で声がして、振り返る前に鼻と口を塞がれ、片手で抱きすくめられた。
抗っても体格の違いもあってピクリともしない。
飛成「さよなら」
口を塞ぐ手に力が集まるのが分かった。頭を吹き飛ばされる…
羅希「いくら飛でも瑠美にそうゆう荒々しいことするのは許さないよ」
羅希の声で、飛成から力が抜けた。
私はすかさず彼の腕からすり抜けて数歩下がった。
飛成の首筋に羅希の剣が突き立てられている。彼の首筋を赤い血が一筋流れている。
羅希「疑いたくはなかった。何故こんな真似をした。」
飛成「………ホントは分かってるんでしょ?」
彼はにやけていて動じていない。
羅希「……何故セリシアに荷担した。」
飛成「愚問だね。雛鳥が母親についていくのは当然でしょう。」
胸の奥が熱くなった。
飛成「ところで…その剣、いつになったら刺すの?」
嫌味にそう言われても、羅希は手を動かさない。
けれど、表情はものすごく冷たい。静かに飛成を殺せそうな感じだ。
羅希「……アステリアさんは何処」
飛成「セリシアに受け渡したよ。元々それが僕の第一の仕事だし。」
え。
瑠美那「……だから」
なんとなく、腹が立った。
瑠美那「だからアステリアに近づいたのか?…あんなに」
幸せそうにしていたのに。
正直、私の目には…誰よりも、アステリアの側にいる飛成が一番幸せそうに見えてた。
それを見ているのは正直嫌じゃなかった。
あれが偽りだというなら、本物が分からなくなる…。
飛成「仕事優先だったけど…不快ではなかったし、まぁまぁ楽しかったな。」
けど、飛成には結局手放せてしまう程度の“幸せ”だったのか。
飛成「…さて、僕もそろそろ帰ろうかな。」
彼はのうのうと言ってのける。
私も羅希に加わって彼の左胸に剣を突きつける。
飛成「こっちには人質がいる。」
私と羅希が同時にひるんだ。
飛成は片手でポケットをさぐり、何かをそこから取り出した。
黒い、光るようにきめ細かい髪の毛。片手でいっぱいに握れるほどの量だった。
飛成「誰のか、分かる…よね。」
羅希の目に殺気のようなものが宿ったのが分かる。
それで、私もその髪の持ち主を悟った。
瑠美那「葉蘭…!飛成!何したんだ!!」
飛成「そう声を荒げなくても。人質は、生きていて無事だから価値があるんだ。少し僕らのところに止まってもらってるだけだよ。」
葉蘭の黒髪が、無惨に床にぶちまけられる。
私と羅希から突き立てられる刃をモノともせず、部屋の奥に向かっていく。
飛成「そうそう、せっかく人質がいるんだから、他にも要求しておく。」
窓辺に歩み寄って、コチラを振り返る。
飛成「羅、今後、僕の邪魔はしないでもらえるかな。今から帰るのも込み。」
羅希「……いいだろう。」
いつも通りの無邪気な笑顔。
今はそれがものすごくムカついた。
彼はあの青い翼で、惜しげもなく窓から飛び去った。

 

瑠美那「あーむかつく!疑ってたけどムカつく!!私もスパイやったことあるけどムカつくー!!」
もう夜は明けて、神界へ向かっているところだった。
羅希「ま、落ち着きなって。」
瑠美那「お前裏切られたのに腹立たないわけ!!?」
羅希「だって、まだ完全に裏切られてないって希望もあるから」
瑠美那「どこが!?あんだけボロボロに言われてたのに!?」
羅希「そうでもないよ。飛、最後の要求でセリシアを守る発言をしなかっただろ。」
―――今後、僕の邪魔はしないでもらえるかな。
……確かに、この言い方だと『セリシアには手を出してもかまわない』ってことになる。
瑠美那「言い間違えたんじゃねぇの〜?」
羅希「それに、セリシアに“制約”されたのかも知れない。」
アスガルド宮殿が見えてきた。
周りの花畑のから花びらが舞う。
瑠美那「“制約”?」
羅希「飛のあの性別転換の能力は、神族と契約を交わして授かったモノだって言ってただろ?その神族がセリシアだったら…。
飛はその時から「どんなことがあってもセリシアの部下でいる」っていう行動制限をかけられたのかも知れない。
飛には裏切る意志はないのに、あんな態度を取るしかなく、あんな中途半端な気遣いしかできなかったとしたら、“呪縛”の“制約”をかけられた可能性が大きい。」
瑠美那「それって…約束破るとおしおきがくる、みたいなの?」
羅希「そう。裏切りを意識すると激痛がはしるとか、行動に表すと首が落ちる、とか。
私は飛成が受けたのはこのあたりだと思う」
いつもながら彼は冷静だった。
瑠美那「…お前さ、よくあんな態度とられて…信じていられるな」
羅希「瑠美のおかげだよ」
アスガルド宮殿が天高く聳え立ち、門が軋んだ音をたてて開く。
羅希「独りじゃないって思えたから、なんだが迷わないでいられる気がした。
そうしたら、飛成のこと…裏切られてもいいから、信じていく決心がついた。
独りであるほど心は弱くなるって分かったから…飛の親友でいたいと思う。」
そう言う彼の横顔が凛々しくて、なんだか…かっこいいとか綺麗とか思ったわけじゃないのに、彼に触れたくてもどかしくなる。
―――えっとねぇー、速攻飛びつきたくなるね。
飛成の言葉を思い出して、私は今、羅希に飛びつきたい………というよりは、もっと近くにいたいと思っているんだ、と気付いた。
やっぱり、飛成はその気持ちを知っているから、アステリアのことを本気で好きだと思う。
瑠美那「……お前みたいに理屈は無いんだけどさ」
羅希「ん?」
瑠美那「飛成、絶対に私達を完全には裏切ってない。」
羅希「………ああ」
彼は私の考えたことなんて、想像もついていないだろうが、ただ嬉しそうに頷いた。
カルネシア「ちょっと邪魔するぞ」
後ろから竜花を抱えたカルビーが声をかけてきた。
別に邪魔じゃないんだけど…
瑠美那「何」
カルネシア「ずっとアステリアの消え方が不自然だと思っていたんだ。あの部屋を何度探ってみても魔力が動いた跡も、魔法具の残骸もなかっただろう。」
羅希「ええ」
私は魔法関知なんて出来ないからわからない。
カルネシア「セリシアが直々に迎えに来たんだと思う。確実に、事を荒立てずに済ますために。」
瑠美那「そういえば、なんでセリシアがアステリアまで誘拐したのかも謎だよな。」
カルネシア「ああ、それでだな…アステリアは復活させたキャディアスを入れる器、という結論にたどり着いた。」
羅希が、あ、と声を上げた。
……………………………。
瑠美那「毎度しつこいようですが、説明してください」
カルネシア「神族にとって“体”は“核”を守る為の防具か、
隠すためのカムフラージュのようなもの。
最高刑が生き地獄というなら“体”の苦痛よりも“核”と“魂”の苦痛の方だ。
だから、きっと今のキャディアスには“核”と“魂”しかない。
復活にはそれらを収める器が必要になる。」
瑠美那「で、なんでアステリア?」
カルネシア「キャディアスは最強と言われた闘神。そんじょそこらの神族の“体”ではもたない。
だがアステリアはセリシアにわずかながらも抵抗できる実力があるし、
何よりも人間だ。人王であるキャディアスを受け入れやすい。
説明、以上。
で、言いたかったのは、魔王や精霊王の救出よりも、アステリア奪還が優先だと言うことだ。
セリシアに加わってイカれたキャディアスまで参戦されたらおしまいだ。」
瑠美那「あー、そっか。何年も地獄みせられたらイカれるよな…」
神様感覚だから、“何年”なんて単位じゃないだろうけど。
宮殿内の奥へ進み、すぐにおカミさんが迎えに来てくれた。
手招きする彼女に誘導されるままに宮殿内を歩いていく。
少し横道のような、狭めの道を進み始める。
白い壁の所々にある隙間から入り込む日差しが輝いていた。
そのうち、人々のざわめきが聞こえてきた。
ヴァレスティ「近頃の若者はなかなか血の気も多いが、話の分かる者も多くて良かった。
リーダーが幻翼人と、名の知られていない神族だと言っても反論は少なかったぞ。」
羅希とカルネシアが同時に固まった。
羅希「私は貴女に表向きの統率を任せます、と…」
ヴァレスティ「了解した覚えはない。力があるのなら神族でなかろうと偉くなかろうと構うまい。気にするものこそ愚か者だ。」
おカミさんは強い口調で言って歩く。その後ろ姿はカッコ良かった。
羅希「まぁ…信用して頂ければいいんですが…」
ヴァレスティ「そうなるようにシャキッとせい」
カルネシア「めんどい」
カルビーらしい発言に、羅希が眉を寄せた。
そんなこと言っている場合じゃないだろ、の意。
ヴァレスティ「お主はダラけすぎだ。それに、希麟殿よりもお主の方が不評だぞ。
一般からすれば謎の神族だ。唯一“母性”で親しみやすげだが」
彼女の含み笑いと謎のキーワード“母性”に私と羅希が首を傾げた。
カルビーは不機嫌におカミさんを睨むが、彼女は無視している。
瑠美那「母性って…?」
ヴァレスティ「第二級神以上は司象が与えられるのだ。」
瑠美那「ししょう?」
羅希「神様として司っているもの」
私の疑問に羅希が小さく回答
ヴァレスティ「私は“独創”なのだが、この男はよりによって…」
その先の言葉を悟った私達に流れる沈黙。
カルビーは明後日の方向を見ている。

すぐに私達は大笑いをしていた。が、しばらくしていい加減キレたカルビーに殴られて止まった。

 

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